【No.1082】
先日同僚とコミュニケーション能力の話をしていた。
コミュニケーションスキルとして「話型」を取り入れたスキル練習をすることや、授業中の発言を型にはめて行うことの有効性がいまいち見出せない。
何のためにその話型を取り入れているのかを初めに語るだろうが、時期に形骸化していく。
そして、コミュニケーション力として「雑談力」の大切さに気づいた。
「その話の何が面白いの?」と感じる話を全力でしてくる生徒は意外といる。
それは自分がその話題の内容について全く知ら無くて、ついていけないわけではない。
着眼点・話の構成・抑揚など様々な要因で絶妙に話がつまらなくなる。
教員だから「そうなんだあ」とか「大変だったねえ」などと相づちを打てるが、同級生だとどうだろう。
無視はしなくとも、また話したいなという気持ちは芽生えない。
だから、「雑談力」を鍛えるのは重要なキャリア教育だと考えている。
なかなか「雑談の力を鍛えます」というと提案が通りづらいような気もする。
だから、生徒の実態と目的や手だての有効性を伝えて総合的な学習で実現したいと考えている。
2学期辺りに楽しくやれればよいなと思っている。