程よい加減

【No.1123】

 

中学生なら

「誰も見ていないところでも、必ず自分自身は見ている。聞いている。」

 

小学生なら

「お天道様は見ているよ。」

 

などと伝え、どんなところでも真面目に頑張らせる。

 

手を抜くことやズルをすることを許さない強さを身につける。

 

確かに誰も見ていないところで自己研鑽をするのは尊いことである。

 

でも、教員を見ているといつでもどこでも「完璧主義」は辛くなる。

 

うまくいかない現実に自分が対応できなくなる。

 

積み重なると「休職」や「退職」、最悪は「自死」を選択することになってしまう。

 

辛くなったら休めばよいが、そういう人は「本当に休んでよいのだろうか」と余計なストレスが掛かってしまうだろう。

 

どんなところでもひたむきに頑張る姿の尊さを伝える一方で、その危うさは常に意識しておきたい。

 

これは他のことにも当てはまる。

 

表ばかりでなく、裏にも配慮していく。