目に見えるもの

【No.499】

 

懇談会をしていて「うちの子数学ができなくてご迷惑をお掛けしてすいません。」という保護者の方がいる。

 

それも割合として多い気がする。

 

「むしろ力をつけさせられていないこっちが謝らなければいけないのに…」といつも思う。

 

冬休みに取り組むとよいのではないかというものを提案しているが、何だかモヤモヤする。

 

「授業で力をつけさせること」ここにこだわらないと、

 

「家庭での学習を疎かにしているようですからね…」

「課題の提出状況がよくないですからね…」

 

と責任転嫁してしまう。

 

これでは給料をもらう価値はない。

 

自分の目の前で起こっていることに適切な対応ができないのに、見えない部分ばかり追っていては結果は出ない。

 

目の前の事実から目を逸らさず改善していく人でありたいし、そういう集団に育てたい。

 

目に見えないものはその次のステップだ。