【No.707】
You tubeの「あなたにおすすめ」にサザンオールスターズのTSUNAMIが出てきたので観る。
リリースされたのは自分が小学生の頃だった。
初めてお年玉で買ったカセットテープのウォークマンでよく聴いていた。
カセットテープはリピートしたり、早送りするときにテープを巻くためしばらく時間がかかる。
また、A面B面か途中で入れ替わるため、曲の長さに注意しながら録音していた。
サザンのTSUNAMIはそのA 面に入り切らず、途中で切れて、改めてB面の最初から入れ直していた。
今でもTSUNAMIを聴くと曲は自然に続いていても、脳内では途中で切れるイメージがある。
また、聴き過ぎたり、気温などでテープが伸びてしまって聴けなくなることもあった。
音飛びもしばしば。
それでもそれが当たり前だとして育てられた。
今はというと、便利になり瞬時に次の曲に飛ばせる。
データとして残していれば、音が変わることもよっぽどない。
だからこそ、ちょっとでも音が飛んだり、フリーズしたりするとイライラする人も増えている。
昔のように「ここ音飛んじゃうんだよなー」なんて笑い飛ばせるような大らかさが恋しいと思うこともある。
両立できるバランス感覚をもっていたい。