【No.851】
合唱コンクールが行われた。
結果としては狙っていた最優秀賞は獲れなかったものの大勢の観客の前で感動する合唱ができた。
今年の合唱コンクールは非常にレベルが高かった。
例年程度であれば、最優秀賞も獲れたかもしれない。
悔しくて、お葬式状態になるかと思いきや、帰りのバスの中はこれまでの合唱メドレーだった。
悲しい雰囲気にならないようにとある生徒が歌い始めると、段々と歌う人が増え、最後には大合唱になった。
賞が獲れなかったけれど、このような雰囲気になるクラスは初めてである。
学校に着き、中心で取り組んできた人が順番に話す。
みんな笑顔。みんな「楽しかった」と言う。
最後の話が終わった後「最後にもう一回歌おうか」ということになる。
その合唱は自然と笑顔になり、そして、自然と涙が出る。
終わっちゃうのが寂しいのだろう。
でも、この曲があればまたつながれる。
そんな一曲になったと思う。
賞のその先に素敵なつながりが見えた一日だった。