【No.868】
勤務校では中学3年生から高校数学を行う。
一般的な高校が高1で行う内容を一年前倒しして進めている。
中学3年生の担当になると毎回この時期に「日常にひそむ数理曲線」の動画を観る。
時間割りの都合上、観る日にちが違い今日ですべてのクラスで観終えた。
たとえ高校内容をやっていたとしても確かにまだ難しい内容ではある。
「えー難し過ぎる」
「わけわからん」
「こんなの理解できるわけないよー」
「来年以降辛過ぎる…」
と言いつつ、数学の美しさや世の中の見方を知れて面白いと感じている生徒がほとんどであった。
中学生ともなると素直に「わーすごい」「綺麗だなあ」とかばかりの反応ではないけれど、動画を観続けるあたり関心はあるようである。
それにしても心配と驚きだったのは、動画を観る前に行った「日常にある数学探し」である。
とにかく見つけられない。
平均すると3個ほどである。
0個の生徒もいる。
うーん。
抽象的になってくるのはしかたないが、あまりにも数学と日常が乖離してしまっている。
反省だなあ。
もっと数学を身近に感じてほしい。
そのために課題設定を工夫してみる。