相手のためとは

【No.4】

 

よく「教育に正解はない」と聞く。

直接聞いたいことも何十回とある。

「それを伝えたいのか?」と思うくらい連呼する講演会にも出たことがある。

 

確かに自分の想像力では、信じるものは見つかるが、正解は見つかる気がしない。

 

でも、「正解はない」を理由に探すこと、広げること、深めることを諦めていないか常に問いたい。

 

考えることをやめてしまっては衰退しかない。

現状維持すらできない。

 

また、これを言う人は人の言うことを素直に聞いてきた人かもしれない。

 

「それはあなたには難しいからこれをやった方がいいよ」

「あなたにはこれが向いているからこっちにするといいよ」

「みんなこっちを選んでいるからあなたもこっちにするといいよ」

 

言っている人もよかれと思っているのだろう。

 

よく「〜はやめなさい」などの禁止語は主体性を育むのにはよくないと聞く。

しかし、禁止語でなくても相手の主体性をどんどん蝕む言葉はたくさん存在していると感じている。

 

本当の意味で「相手のため」というのはどういうことなのだろう。

 

言葉がけの本を読み漁っていても、ふと自分から出る言葉が適切なのだろうかと恐ろしくなることが何度もある。

 

子どもの世界を広げるためにもっと学び、考えよう。