【No.881】
中学時代は勉強もできて授業中もよく発言していたAさん。
中学時代は勉強は苦手で生活態度もやんちゃなBさん。
卒業してから数年経ち、久しぶりに話す。
高校でも勉強を続け、現在ははっきりとした夢はないがそれなりの大学に通っているAさん。
高校でも卒業できるように勉強をして、現在は地域に貢献するために地元で就職して働いているBさん。
正直言ってBさんの方が生き生きと過ごしているのがわかる。
教育は教科教育だけじゃないよなあ。
と、心底思う。
だから、授業改善「だけ」では質の高い教育はできない。
これに気づいている人もいるが、どう行動してよいのかわからない人もいるだろう。
どんな研修がよいのか。
誰を対象にした研修をするとよいのか。
そもそも研修で改善されることなのだろうか。
など考えることは尽きない。
まずはそういう思いをぶつけられる同僚の環境づくりが最優先だろう。
目的を確認し、共有して歩んでいく。
AさんもBさんもこれからまだまだ長い人生がある。
今この瞬間の幸せも大事であるが、長期的な視点をもって過ごしていってほしい。
そして、どちらも幸せになってほしいと願う。