【No.1095】
新任のときから研修は定期的に行ってきた。
その中でも多くの時間を割いたのは教科についての研修である。
どういう発問がよいのか、どんな問題をしくむとよいのか、単元のつながりはどのように意識しているのかなどたくさんの視点をもらった。
有難い時間だったと思っている。
ただ、即効性はあまり感じていなかった。
なぜなら教科的な視点ばかりに意識が向き、教員としてのスキル向上の部分が疎かになっていたように思う。
それが疎かになっていた(研修がダメだったというわけではなく、自分の意識が向いていなかった)ため授業以外でもうまく回っていないことも多々あった。
だから、特に1年目は「教員スキル」に重点を置いてみたらよいと考えている。
教科の内容に触れないわけではないが、話し方、生徒の見取り方、評価の仕方などを重視して研修を行っていくと授業以外の面でも生きる。
若い教員のために経験のある教員が価値ある研修を仕組んでいく必要がある。
長期的な視点も大事であるが、まずは日々充実した時間を過ごせるようにする必要がある。
それは先輩教員の役目である。