【No.822】
道徳の授業があった。
題材は「尊厳死」についてである。
・教材文の祖父はなぜ尊厳死を望んだのか。
・自分の娘、息子が尊厳死を望んでいたらそれを受け入れるか否か。
・今自分自身が不治の病になってしまったなら尊厳死を選択するかどうか。
・限りある「命」を大切に扱うということはどういうことか。
これを一人で考えることと交流することを繰り返した。
生徒はよく考えてきた。
純粋な気持ちで「先生ならどうしますか?」と聞いてくる。
一緒に考え意見交換しながら授業を進めたため、自分も参加者の一人であった。
フラットな関係で一緒に追究していく。
この効果はかなり高いと思う。
正直ベストな発問でなかったとしても教員が一緒に考えていることは生徒にとっては1つの動機づけになる。
もちろん適切な発問にしていく教員の学びは大切である。
しかし、やってみて教員参加型の道徳の授業は新たな試みだと思う。
研究の価値がありそうである。