【No.2066】
「人間」というだけあって、人は人の間で磨かれ、成長していく。
この言葉を聞いたときに、肩の荷がおりた感覚があった。
学校には自分以外に多くの人間がいる。
その人たちの間で自分は何者なのかを探る。
先生もみんながみんな同じことを言い、同じ行動をする必要はない。
よく「学年団みんなが同じ方向を向いて指導をする」「学年団みんなが同じことを言う」「学年団共通で…」など、「同じことをすること」が目的にすり替わっていることがある。
でも、同じことを言う集団の中で育った人はどれだけ柔軟性が失われるだろうか。
はたまた自分とはどのような存在なのか見つけることができるのだろうか。
色んな人がいるからこそ、自分の立ち位置が測れる。
大人も色んなことを言う人がいていい。
中学生だって、何がよくて、何が自分に合っていて、何が共感できて、などと十分に判断できる。
その中で自分としてどう在りたいかが見えてくる。
人は人の間で磨かれ、成長していく。