焦点

【No.484】

 

今日は同僚と情報交換をしていて気づいたこと。

 

自分はどの生徒に対しても「今よりも成長できる部分はどこにあるか」をいつも考えながら接している。

 

だから、クラスの中心であっても、よくできる生徒であっても必要なことは言う。

 

「よい子」で育ってきた生徒は泣いてしまうこともある。

(キツい口調では言っていない。)

 

言われ慣れていないのだろうと思っている。

 

あるクラスの生徒について「〇〇さんは最近△△な調子だけど大丈夫?」と担任に聞く。

 

そうすると「いや、もっと気になる●●さんがいるんで。」と言われる。

 

もう少し話してみると、「問題を起こしていない。普段と変わらないのではないか。」の一点張り。

 

自分の地元の中学校では、「生徒指導」というと問題を起こす生徒に対して行うもののように感じていた。

 

先生の前で問題を起こさない生徒はむしろ「よい生徒」と認定され、特に構われることは無い。

 

しかし、前任校で驚いたのは生徒一人一人に目を向け、成長できるところに焦点を当てて接していることである。

 

とても勉強になった。

 

クラスのために頑張っている生徒(普通なら「よく頑張っているね。すごいね。」と言われておしまいの生徒)に対しても「まだできる!もっとできる!」と信じて働きかける。

 

物凄いことだと思っている。

 

「一人一人が主役」を実現するためには、教員が一人一人にちゃんと目を向け、育てていくことが大切だと思っている。

 

明日そんなことを伝えてみよう。