【No.925】
年度初めは生徒との距離を縮めることに意識を置く。
うまくいけば時間が経つにつれてどんどんと楽しい時間が過ごせるようになる。
「ああ、教員をやっていてよかったなあ」
と、実感できることもよくある。
この時間は幸せを感じるだろうが、年度も終わりになるとお別れ、引き継ぎを意識する。
生徒を教員に依存させ続けるわけにはいかない。
「〇〇学級万歳!」と言わんばかりの依存させてきた教員を何人か知っている。
その1年間よいかもしれないが、次のステージでつまずく生徒も何人も見てきた。
だから、本当に依存は恐い。
依存させて喜んでいる教員にも非常に嫌悪感を抱く。
生徒が可哀想とも思う。
だから、この時期教員はどんどん「影」になっていく必要があると思っている。
教員の存在はどこまでも薄いが、クラスは自立して過ごしているクラスに憧れる。
そのクラスで過ごした生徒はクラス替え、担任替えしてもやっていける可能性が高い。
そういう生徒・クラスに育つように、4月から言葉を掛けていく。
どんな学級にしたいかを明確にもつことで、スタートからの振る舞いが決まる。