フラットな気持ちで

【No.527】

 

ある生徒との会話。

 

「◯◯くんって役職何?」

「えっ、ん?」

「いや、学校での役職だよ。」

「あ、生徒会長です。」

「そうだよね。」

「生徒会長ってどんな人?」

「みんなのお手本になる人です。」

「そうか。じゃあそのお手本になれている?」

「いや、なれてないです。」

「うん。じゃあ何が足りない?」

「全部です。」

「全部って具体的に教えて」

「集会のときにうるさいことと…」

「他にはあるの?」

「いや、全部って言ったけど、具体的にはわかりません。」

「そうしたらまずはうるさくする側じゃなくて、うるさい人を注意する側になってみよう。あと、今はマスク着用が強制されているけれど、できてる?」

「あ、すいません。(すぐつける)」

「みんなが期待して◯◯くんに票を入れてくれたんだよ。自分がしたいことだけでなく、学校のことも考えて動こうよ。」

「はい。」

「期待しているね。」

 

できるだけ詳細に書いた。

 

この指導で1番反省しているところは、

「いや、なれてないです。」

「うん。じゃあ何が足りない?」

である。

 

気になるから声を掛けたが、フラットな気持ちでまずは話を聞こうと思っていたが、自分の気持ちがちらっと出てしまった。

 

「うん。」ではなく、「そう考えているんだね。」など他の言葉の方がよかった。

 

次の指導に生かす。