【No.752】
学校に足が向かない生徒は何人か受け取ったことがある。
一般的には「学校にも行かないで何やっているんだ」という見方をされることが今だに多い。
原因は様々あるし、その原因すらわからないこともしばしばある。
原因がわからなくてずるずる時間が過ぎていってしまうように感じていても、ぼんやりと現実を見つめながら「どうしようかなあ」と考えているものである。
そして、それが少しずつでも積み重なり、どこかで将来の選択をしていく。
ちゃんと考えているではないか。
でも、これは適切な周りの対応があってこそだと思う。
そうやってもやもやと悩んでいることを受け入れ、可能性を信じて見守る。
そういう安心感がよりよい選択につながる。
時間がかかっているから手を打っていないわけではない。