【No.836】
今日は道徳の授業があった。
内容は「いじめ」である。
扱った題材は「ひとりぼっち」である。
いじめに遭った「僕」の目線で書かれた文章である。
実際にあったいじめをもとに作られている。
結論からいうと、かなり「いまいち」な授業になってしまった。
題材自体に非常に重くあるが、力のある文章である。
その文章を読み「いじめ」の本質に迫ろうかと狙ったが、まったくもって外れである。
もちろん生徒は考えていないわけでもないし、意見交換もしている。
しかし、テーマに対して何だか「軽い」のである。
ずっしりと心も頭も重たくなるけれど、向き合わないといけないなあと思い、力を振り絞って考える授業にしたいと考えていた。
しかし、表面をなぞり「それなり」の考えまでしか到達していないように感じる。
原因としては、
・身近に「いじめ」がなく、当事者意識になりにくかったこと
・いじめにはかかわりたくないと思い、それ以上は思考停止状態であること
・今後の人間関係にも響くのではないかと思い、お互いの考えに深入りできないこと
が挙げられる。
もちろん他の要因もあると思う。
題材を生かせなかった実力不足を悔やむ。
とことん題材の中に入り込める仕掛けが足りない。
どうするとよかったのか明日相談する。