【No.862】
終礼時に日直は1分間スピーチを行う。
年に5,6回スピーチのテーマを変えながら日直の人は話していく。
3年間もやっているとマンネリ化してくる。
だから、最近は生徒にテーマを募集し、決定している。
中学3年生の現在は最後(もしくはもう一つくらいかな?)のスピーチテーマに入った。
テーマは「みんなが知らない自分のこと」である。
よくあるテーマだが、話す内容はみんなが知らないことでないといけないため、この時期でも意外と新鮮である。
「小学生のときに○○の県大会で優勝したことがあります。」
「絵を描くことが好きなので、休日は家で油絵を描いています。」
「辛いものが大好きで○○のお店の△辛をいつも注文します。」
「実は涙もろくて○○の映画を観て号泣しました。」
などなど、みんなの知らないことが発表される。
その度に「えぇーっ」と、ちょっとヤラセ気味の返事が返ってくる。
発表者はそのリアクションに照れながらも安心しているようである。
「3年生だからお互いのことを知っている」というのは幻想で、より深い関係や新たな関係をつくるきっかけはいつでも仕掛けられるのだと最近の様子を見ていて考えている。
面白い。