【No.1928】
自分が子どものころはカメラはあったが、写真に現像して見るしか方法がなかった。
アルバムはあれど、開く機会はほぼ無いと言っても過言ではない。
動画は好きで撮っている家庭はビデオに焼いて残しているのだろうが、うちはそのようなことをしていない。
だから、自分自身を客観的に見る機会は無いに等しい。
しかし、今はスマホで簡単に写真も動画も撮れる。
スマホやパソコンにほぼ無限に残せる。
しかも、検索もしやすく、クリアなものが残っている。
自分も息子も自分で自分の姿を見ることが0歳からあった。
そうやって今日や過去に自分がしてきたことを客観的に見る機会がとてつもなく増えたことは、メタ認知の変化にどれだけ影響を与えているのだろうか。
小学生入学前からスマホやタブレットと仲良しの子どもが入ってきている。
まだ数年の肌感覚だが、落ち着いた生徒が多い。
中2から3にかけて自分やその周りを客観視し、物事を判断できるようになるような感覚があったが、今は中1から2にかけてそのような判断ができる生徒が増えているように思う。
幼いころから自分を中心にそれを取り巻く環境を見せ続けることは効果的なのか非常に興味がある。
論文があればぜひ読みたい。