比較対象

【No.93】

 

自分の殻を破りたいけれど、破る勇気が出ない。

 

そっちの世界もうらやましいけれど、行けない。

 

だから、批判して今自分のいる世界に同じ(ような)気持ちをもっている人を集めて安心する。

一歩引いて冷静に分析しているつもりだろう。

 

しかし、何十歩も引いて俯瞰しているこちらからすると「何やってんだろうなあ。いらないプライドなんてさっさと捨てればいいのになあ。」と思う。

「自分は違うんだ」というプライドの比較対象は誰だろう。

 

これがわかるとグッと大人に近づくと思う。

 

ただ、これは大人の責任である。

人と競争させ、比べさせる教育をしておきながら「過去の自分よりも…」などと言う人がいる。

 

都合のよいことばっかり言っておらず、いい加減、一貫性をもたせたらよいのになあと思う。

 

過去の教育の弊害を乗り越えるため、問いかけていく。