共感

【No.279】

 

今日は、

(一定の道幅)×(中央線の距離)=(その道の面積)

となることを証明するのが今日の目標であった。

 

円でも正方形でも成り立つことを確認した。

 

数学が苦手な女の子Aが固まっていた。

 

よくできる生徒Bが気を利かせてアドバイスに行った。

 

B「何かわからないことあるー?」

A「うん。うーん。うん…。」

B「ここはこう考えてみるといいよ!」

A「うん…。」

 

といまいちな反応。

 

別の生徒Cが声をかけると、

 

C「どんな感じー?」

A「世の中絶対正方形な道なんて無いし!円も!」

C「だよねわかる!でも、一応成り立つみたいだから証明しようよ!」

A「まあやるか。」

 

とか言い合いながら、解き進めていく。

 

彼女が欲しかったのは答えではなく、共感してくれる人であった。

 

こんな姿が見られるのも生徒同士で解決していくからだろうか。