【No.415】
今日は管理職から全校道徳のアドバイスが欲しいと言われ、少しばかり話した。
「使いたい資料は頭の中にいくつかあるが、それをどのように教材化してよいのかわからない」
というのが今回の主題であった。
東日本大震災、熊本大地震、各地の豪雨被害などから人の命の尊さに話をつなげたいようである。
話はいくつもできるが、それが「押し売り」になってしまうような気がするので、発問をいくつか提案した。
「たくさんの方が亡くなった。その中で地域のため人のために働いていた人もいる。万引きなど反社会的な行動をしていた人もいる。亡くなった命はどちらも同じ価値なのだろうか。」
「人は自然と『共存』していく。自然は時に人を助け、時に人を殺める存在である。このような存在とどのように『共存』していくべきなのだろうか。また、人にとって都合のよい『共存』でよいのだろうか。」
など提案した。
自分もその場で初めて聞いた内容から考えてので、半分思いつきなところはある。
でも、少しは考えるきっかけになったようでよかった。
また話していて「道徳の授業ができる教員は生徒指導もうまい」と思った。
なぜなら生徒と話すときに「生徒から出てくるもの」を根源として話を進められるからである。
話をして自分のためにもなった。