【No.515】
やっぱりモンスターペアレントっているの?
モンスターペアレントの対応って大変らしいね。
などと異業種の友達からよく聞く。
心配してくれているのだろうと思う。
続けて
「うちの会社でもクレーマーみたいな客がいてさ…」
という話になることもある。
色んな保護者がいるなあと思うことはあるが、「モンスターペアレント」だとか「クレーマー」だとかは思ったことがない。
話の切り出し方が強引だなと思ったことはある。
しかし、よくよく話を聞いていくと、感情的なところは落ち着いてくる。
落ち着いてくるときの共通点は「不安を理解してくれた」と保護者が感じたときである。
まずはここの根源を探る。
学力不振、指導の仕方、人間関係…
切り口は学力不振だけれど、話を聞いていくと、人間関係が発端のこともある。
どこが根源なのかをまずは知る。
そして、笑顔で話を終えるには「安心してもらうこと」が大切である。
指導の目的と具体的な解決策を伝える。
いつ、どこで、どのようにと話していくうちに安心してもらえる。
モンスターペアレントやクレーマーと呼ばれがちな人も本当は「困っている人」である。
そこを理解してかかわっていく必要がある。