勝手な妄想

【No.688】

 

生徒指導をするときに「相手に言わせる」って難しいんだなあと感じた。

 

これは自分ではなく、他の教員の指導の様子を見ていて感じた。

 

その教員の言っていることは一般的に正しい。

 

しかし、一般的に正しいから生徒が納得するわけではない。

 

そして、こっちから正しいことを言えば指導した「気」になる。

 

これがまた厄介。

 

生徒とのズレが心の距離になっていく。

 

生徒が納得のいく指導ができなければ、次の指導は余計に入りづらくなる。

 

「また口うるさい話だよ」と指導のスタートラインにも立たなくなる危険性すらある。

 

「先生が自分のためにこれだけ言ってくれた。ありがとう!と思ってくれるだろう」というのは教員側の勝手な妄想である。

 

生徒にとことん話させる。

 

そのための効果的な問いかけ(方)に磨きをかける。

 

自分自身の指導も振り返るよい機会であった。

 

さて、これをどう伝えようか。