見えない問題

【No.904】

 

今日は同僚とどんな学年が難しいと感じるかについて話していた。

 

その同僚は、

 

昔は「問題行動を起こす生徒がいる」「友人関係がドロドロしている」など見える問題が多いほど大変だと思っていた。

 

しかし、最近は「自己肯定感の低さ」「人より感受性が強い」など見えない(見えにくい)問題が多いほど大変だと思うようになってきたと話していた。

 

見える問題は、比較的整理しやすい。

 

見えない問題は、全貌が見えてこないことに加え、明確な根拠がないことも多い。

 

ここの難しさに触れ、思いを巡らせ、周囲の人と一緒に改善の方法を考えることは教員の力を伸ばすとともに、個人の人間的な深さを見出せるように感じる。

 

簡単に「深さ」と言っているが、その問題を抱えた生徒以外への対応も幅と深さが生まれる。

 

トゲトゲした指導ではなく、受容しながら解決へと導いていけるようになる。

 

これはまだ十分に言語化できていないが、自分が体感していることである。