【No.1074】
サッカー界では、強いチームは自分たちの攻め方・守り方があり、その「アクション」を自分たちで選択できる。
逆に相手の出方に合わせて戦い方を選択する「リアクション」サッカーをするしかないチームもある。
プロになればクラブの経営力や人気度も影響してくる。
教員はどうだろうか。
「アクション」の部分と「リアクション」の部分が存在している。
ただ、力のある教員は「アクション」の部分が多い。
意図的に
・一年を見越してここぞという「決めどころ」をつくる
・生徒に「正のサイクル」を生み出す環境を整える
・問題となりそうな芽を小さいときに対処する
・保護者にも積極的につながりをつくる
・生徒の活躍の場を設定し、計画的に褒める
すべて練られている。
そして、それぞれに矛盾がなく、一貫性がある。
それでも30人もいればどこかでトラブルが起こる。
そのときはある程度「リアクション」で動かざるを得ない。
しかし、力のある教員はこの「リアクション」の時間が圧倒的に短い。
教員の仕事だって「リアクション」を減らすことはいくらでもできる。
「リアクション」となりえる仕事を減らすことは、「アクション」で働くための大事な仕事術である。