【No.1071】
注目させて、じっくりと話を聞かせている。
しかし、ちゃんと話の内容を理解できている生徒は8割程度なんだなあと感じる。
視覚的にもわかるように示したり、これまでの話と結びつけたりしているが、所詮教員一人の力ってそんなものなのだろう。
そういう生徒の姿に
「昨日言っただろー!」と腹を立てる教員もいる。
また、
「自分って力がないのかな」と落ち込む教員もいる。
まだ後者の方が改善の余地はあるが、毎日授業があるとなかなか効果的な変化ができず、時間が過ぎてしまうこともある。
これは教員一人が何とかしなければいけないと思い込んでいるからである。
生徒に「昨日先生が言ったことを理解できて、直している人は8割ぐらいいますが、まだ全員ではありません。みんなにも協力してもらい100%にしたいと思ってます。協力してください。」
と伝えれば今までの経験上100%になる。
これを言う勇気がある教員とそうでない教員の差って大きいなと思う。
よい授業をつくるのは教室にいる全員である。
生徒も教員もそこに差はない。