【No.1651】
数学が苦手な生徒が週末追い込みをしてきたのだろう。
いつもより手応えがあったようでニコニコしていた。
小学校のときは満点近い点数を取るのが普通だった子が中学に入って点が取れなくなる。
これはどこの学校でも起こりうることである。
そもそも狙っている平均点が違うのだから見かけ上の点数が下がる生徒はいる。
いつの間にか数学ができないという気持ちになり、「半分取れればいいや」「いや、30点取れればいいや」と、目標を下げてしまう。
中1はそうなる生徒と粘れる生徒を分ける大きな分岐点であるように思う。
できない根性が染み付いてしまうと「最低限」しかやらなくなる。
中学に入ったって「+α」の取り組みが必要である。
その取り組みが自己肯定感を高めていくことにつながる。
だから、こちらから出す課題は最低限に抑え、自分で考えてやったものの割合を増やす。
個人的には100%で自分でやった課題のみの課題にしたいんだけどなあ…。