【No.1810】
勤務校の生徒は全員どこかの委員会に入ることになっている。
第一希望で決まる生徒もいれば、そうでない生徒もいる。
教員も縦割り(?)で他学年の教員とどこかの委員会を担当する。
今年度は文化・学習委員会を担当することになった。
3年生の教員が主で担当することが多いが、今年度の文化学習委員会の3年担当は大学上がりの初任であった。
事前に話をして結局新任の教員が主でやることに決まった。
話をしていて、よく言えば「現実が見えている」悪く言えば「教育に対してある種の諦め」のようなものを事前の話で感じていた。
1時間の委員会を行ったのち、振り返りを行った。
そもそもの新任の力量形成の部分と1年後に委員会をどのようなチームにしたいのかを話し合った。
話し合っているうちに、「教員って理想を求めていってもいいんですね」と新任がボソッと言った。
「そうだよ」と答える。
その瞬間に新任の中の何かが吹っ切れたように感じた。
表情も明るい。
変化する瞬間、変化していく過程を見る対象は生徒だけでなく大人でも美しい。
楽しみな新任に出会えた。