気になる生徒

【No.1811】

 

「授業プリントが終わったら自分の能力を高めるために何ができるか考えてやってみよう」と伝える。

 

問題集で類題に取り組んだり、予習をしたり、発展問題に取り組んだり、アドバイザーをしたりと考えて動く。

 

でも、中にはサボりたいわけではないのに、何をしてよいのかわからない生徒もいる。

 

これまで自分の考えはなく、大人に「〇〇しなさい」と言われたことをやってきた結果なのだと思う。

 

たくさんのものを与えられて来たが、たくさんのものを引き出してくれた大人には出会わなかったのだろう。

 

テストでは高い点を取っていても、社会に出て生きていけるのだろうかととても心配になる。

 

こういう感覚を共感できる教員はどれだけいるだろうか。

 

問題を起こす生徒だけが「気になる生徒」ではない。