【No.9】
校内で先輩や同僚からアドバイスを受けることがある。その際に「何を根拠に発言しているのだろう」と思うことがある。(揚げ足をとるのではなく、素朴な疑問である。)
根拠となるもの4つ
①生徒の様子
②自分の実践
③他者の実践(実際に見たもの、本などから得たもの)
④教育関係の統計的資料、分析資料
ここでのアドバイスとは、「アイディアを出すこと」≠「思いつきで発言すること」であると考えている。思いつきで発言して、相手を混乱させたくない。
①が大切であるが、生徒が主役であるからと言って生徒のことばかりでは、そのうち生徒のせいにし始める危険性がある。
②は相手に強く訴えることができる反面、「あなただからできる」「押し付け」状態に陥りやすい。
③で他者の実践ばかり引用していては、言葉に力がない。正しいことを伝えていても威力に欠ける。
④の統計的資料は大切だと思っている。しかし、数値ばかりでは無機質なものになってしまう。
どれかだけでは片手落ちになってしまう。
よかれと思って軽くアドバイスをしていないか。相手に伝えたことが1だとしたら、そのバックグラウンドにはどんな数値が入るのだろうかと考えることがある。1,2,3,...,10,...。
バックグラウンドに当てはまる数を大きくするために①〜④をバランスよく自分の中に入れていきたい。①,②は意図して入れば毎日膨大なデータが自然と入る。③,④を主体的に取り入れていく姿勢が必要に思う。30歳が近づき最近特に思うようになった。
教師も貪欲に学ばなければ!