【No.367】
教員同士が無条件で「教員」=「善」と思っていないだろうか。
ここ最近に限った話ではなく、これまでずっと心に引っかかっていた。
生徒指導するときも保護者対応するときもこの意識が働いている人によく出会う。
もちろん同僚同士ギスギスした関係を求めているわけではない。
お互いのことを気遣って過ごす必要もあるが、譲れないものもある。
生徒指導で「この指導おかしくないか?」「これって子どもの考えを十分理解した上で話しているのか?」と疑問に思うことはよくある。
それを同僚同士「あいつは仕方がない」「あの家庭は口うるさく言ってくるから」とフォロー(?)し合っている。
正直、同じ教員として見られたくない。
でも、ちゃんと教員という仕事をしている人って各校に数名しかいないのが事実である。
教育委員会も学校ごとにある程度「バランス」を取らないといけないから。
校内「高め合える関係」を築けるのは本当に幸せなことなのだと思う。
校外に求める人もいるけど、それは本質的ではないと思っている。
結局、向き合うのは自分の学校の子ども・保護者・同僚である。
理想的な教育を求めて学ぶのはよいけれど、自分の学校にちゃんと軸足を置いておく。
解決するのはあくまで自分の学校のことである。
自分の周りの環境を変えるには「変わりたいと思っている人」を探して繋がる必要がある。
探しているんだけどなあ。