立場

【No.781】

 

今日は同僚と「担任」について話した。

 

その後頭に引っかかっていたので、続けて考えていた。

 

担任の仕事はやりがいがある。

担任の仕事は大変だ。

 

担任をしたい。

担任をしたくない。

 

など。

 

これらの境目は何だろうということである。

 

正直、担任をやっていて、毎日が楽しいわけではない。

 

時には、

 

辛い。

どんな顔をして教室に行けばよいのだろう。

教室に行きたくない。

一人でいる方が楽だ。

 

と思うこともある。

 

学級崩壊をする夢は毎年年に数回見る。

 

あの悪夢を見た朝は気分が最悪だ。

 

年によっては毎週のように悪夢を見ることもある。

 

本当に最悪。辛い。

 

そりゃ「担任の仕事は大変だ。」「担任をしたくない。」と思うのも当然である。

 

楽しいことばかりではない。

 

「…でも、これを知っているから楽しいときを大事にできるし、何気ない会話も愛おしくなる。」

 

と、思えるときもやってくると思っている。

 

しかし、続けられるのはやはり「やっていてよかった。」と思える経験をちゃんと実感できるかが大切だと考えている。

 

これは、特に立場が上の人はこの経験を意図的に仕組む必要があると思う。

 

新人が苦しむのは当然。想定の範囲内である。

 

その中で、担任としての仕事のスキルを伝え、一緒にやりがいや喜びを感じられる「伴走者」がいるかどうかで境目での判断が変わるだろうと思っている。

 

歳を取ればやはり役割も変わってくるのだなあ。