【No.916】
学んだことを一対一の対応でしか使えない人と他のことにも活用できる人がいる。
「要領のよい人」と「そうでない人」で分けてしまうのは余りに乱暴である。
これはどのような差で生まれるのだろうと考えていた。
環境がそれを変えられるのであれば、どんどん活用できる人を増やしていくべきだと思う。
とりあえず一つ思いつくのは、大人から「これをやっておけばいい」「こうしなさい」「これしかない」「それはダメ」などと、考える機会を奪われてきた人は「◯◯には△△」と、課題と答えが一対一でしかない。
「活用」には少なからず「失敗」が含まれている。
場合によっては「失敗」の方が多いくらいだ。
「失敗」をさせないで、レールを敷いてしまうと、後からではどうにもならないほどの「活用力」を奪うことになってしまう。
いかに「失敗」を経験させ、それを適切なフォローで育てていくか。
このような姿勢が教員には必要だと考えている。