【No.1035】
最近、道徳の構想にあるものは「感情の必要性」である。
「怒り」という感情は必要か
「悲しみ」という感情は必要か
「喜び」という感情は必要か
と言った具合である。
例えば、経験を積んで、あの手・この手と「だったらこうしてみたらどうですか?」と言えるくらい経験や知恵があれば、イライラしたり、うろたえたりせずに心を落ち着けて過ごせる。
それと比較して、自分には「こうだ!」という信念があると、それとは別の結果になったり、受け入れられなかったりするとイライラすることがある。
「だったらこうしてみたらどう?」と考えられることも尊いし、「こうしたいんだ!」という強い信念をもつことも尊いことである。
2つの教材を作成し、自分の感覚とのズレを認識していく。
年間を通していくつかの「感情」をテーマに取り上げ、最後の発問は「『感情』は人生を豊かにするものなのか?」という発問で考えさせたい。
感情豊かな人もいれば、感情の起伏がほとんどない人もいる。
そういう視点から人との交わりを考えてみたい。