語り

【No.1552】

 

今年度は『学び合い』の名前は一切出さずに授業を展開している。

 

だか、やっていることは丸々『学び合い』である。

 

『学び合い』をやり始めたときには語りの内容ばかりに気が向いていた。

 

しかし、ここ数年は内容以上に語りのタイミングや強度に意識が向いている。

 

生徒の様子を見取り、今何を語ることが適切だろうかという視点である。

 

ここをブラッシュアップしていかないといけないなと感じたのは5年ほど前である。

 

とにかくうまくいかなかった一年があった。

 

「何を語ればよいのか」ばかりに気を取られ、ドツボにハマっていった。

 

その一年はどうすることもできなかったが、翌年も「何を語るか」ばかりになっていた。

 

どこかチグハグな語りをしているときに改めて本を読み漁った。

 

「見取り」は内容を考える材料としか考えてなかったが、そうではない(それだけではもったいない)ということに気づいた。

 

それからタイミングや強度にも気を向け始めることができた。

 

今はだいぶチグハグな感じは無くなってきた。

 

さて、次のステージは何を意識しようか考えてみよう。