【No.892】
初任のころに「考えることを強制するのではなく、考えたくなるように発問を考える」と、言われたことがある。
当時は何が何だかわかっていなかった。
とりあえず自分のやっていること、やろうとしていることでは不十分であることくらいしかわからなかった。
今でも十分に理解できているかはわからないが、生徒自身の課題となり、自分で考えて行動していく姿には出会えるようになってきた。
その「味」を知っているとこの仕事をやめられなくなる。
教員を「続ける」にはこういう場面の出会いが必要だと思っている。
教員として、「◯◯している」→「◯◯しているのに」→「◯◯しているのに何で」→「◯◯しているのに何でできないの」というサイクルにいるうちは教員の仕事が負担でしかない。
生徒をコントロールしようとしているからだ。
昨今、教員不足が問題となっているが、単に頭数を増やすだけでなく、「仕事を続けること」にもっと意識が向くべきである。
そのために労働環境ももちろん改善が必要かもしれないが、やりがいにも目を向けたい。
教員という仕事の面白さを伝えていける教員でありたい。