楽しみの一つ

【No.963】

 

来年度の提案の一つにある「2コマ続きの道徳」の授業づくりを行った。

 

昨年度までの反省で、

・授業数の確保

・生徒が考え、議論する時間の確保

・生徒の思考を促す発問の精選

の3つが挙げられた。

 

1つ目については、毎週授業をやっているつもりでも、テスト週間や行事で道徳の時間を確保するのがかなり大変である。

 

2コマ続きであれば、2週連続で行うと4コマ分になる。

 

これは授業数の確保には大きな助けとなるはずである。

 

2つ目については、生徒が考え、議論する時間は出来る限り長く取ろうと考えて、授業づくりを行っている。

 

昨年度やっていて、「あと15分ほしい」と思ったことが何度もある。

 

この際100分の授業にしてたっぷりと時間を取る。

 

ただ単に時間を長くすればよいものではないが、生徒・学級の発達(成熟)段階を見ながら発問の数や活動の時間を考えていく。

 

もう一歩「本質」に踏み込めるようになると期待している。

 

3つ目については、50分だと発問が絞られすぎて、生徒がまず教材の中に入りきれず、何となく表面をなぞっただけの時間になってしまうことがある。

 

数を増やすことで焦点がボヤけてしまうのではないかという危険性も考えられる。

 

それを引き起こさないために、授業づくりの際には「何を主として考えさせたいのか」に十分注意して進めることで解決できるとふんでいる。

 

2コマ続きの道徳には、批判的な考えもあるのは理解しているつもりである。

 

・生徒が2コマも続けて考えられるのか

・2コマ考えるに値する主軸となる「問い」はあるのか

・35種類ではなく、18種類程度の道徳の授業になるが、それで生徒が育つのか

などである。

 

これらの批判に耐えうる授業づくり・実践を行うのが今年の大きな目標(楽しみ)である。

 

基本的には隔週で行うことになる。

 

自分の力量ではまだまだ時間がない中で作った内容で授業に入ってしまうこともある。

 

つまらない授業は生徒の様子を見ればわかる。

 

隔週で となったことによって、授業の質を高めたいと考えている。

 

自分の力量向上にもなると思っている。

 

「オールオリジナル授業」を目標にしている。

 

「試験的」ではあるが、「一年間やってみてよい」と言ってくれた管理職に感謝したい。