【No.1049】
「聞き分けの悪い教員になれ」と言われたことがある。
「先生、トイレ」
「これわからん」
「普通に解くと…」
「宿題忘れて来た」
「補助線引くと…」
などなど、細かいことを言い出すとキリがない。
こちらに「答え」があるとそういう発言を都合のよいように作り変えて表現する。
自分が何をどうしたいのかをはっきりと伝える技術は鍛えるべき力である。
大人でもこの力が弱い人もいる。
日本人は曖昧にすべきでないところまで曖昧にする。
「あー、残念。」という気持ちになる。
そして、そういう人が、そういう人を育てていく。
そのスパイラルを断ち切ることができるように自分自身も鍛える。