【No.1101】
過去に担当していた学年の授業アンケートを読んだ。
自分は数学科なので、特に数学の部分に書かれた内容に注目した。
概ね授業に価値(よさ)を感じて進められているようで安心した。
過去に出会った教員で、「こういうアンケートを見て、自分が授業していたときよりもよい内容が書かれているとものすごく嫉妬する」と言っていた人を思い出す。
その人は、その「嫉妬心」をエネルギーに変えてよりよい授業を目指していたので、そんなに嫌な気持ちにはならなかったが、共感することもなかった。
自分はというと自分のときよりも充実しているなら嬉しく思うタイプである。
そもそも自分の授業が完璧とも思っていない。
ただ、そのときベストだろうと考えられる授業を選択している。
だから、生徒の様子によって微調整している。
また、色んな人の授業を受けるべきだとも思っている。
本当は毎年教科を教える教員が変わればよいと思っている。
注意が必要ではあるが、多感な時期に多様な人と出会い、悩み、殻を破ってほしい気持ちがある。
さらに、過去に教えた生徒が、今別の環境で頑張っていることを知ると自分の励みにもなる。
今、目の前にいることだけが全てではない。