【No.1232】
初任のころ初めて生徒指導案件が出て、自分が対応するとき本当にあたふたした。
いつ、誰に、何を、どこで、どのように…。
本当にどうすればよいかわからなかった。
先輩の教員に相談し、やってみるものの実際予定した流れにならなくて、どうすればよいかわからないまま、とりあえず終了した。
そもそも自分の安心のためにストーリーを立てていたのがよくないのもあった。
保護者への連絡もおどおど…。
よい思い出は一切ない。
年齢に関わらず、初めて生徒指導する教員にはできる限りサポートする。
「こうしてください」とは言わず、「こんなパターンはどうかな?」「こんな方法もあるかも」と一緒に考える。
生徒指導の場に同席する場合でも、経験のためにどれを選択するのかはもう1人の教員に任せる。
どんな順番で、どんな言葉で、どんな表情でその場をつくっていくかは経験するしかない。
「どうしても…」のときだけ口出しする。
そして、生徒指導の後に振り返りをする。
そこでは自分の指導観を振り返ることもできる。
直接指導していなくとも自分にとっても貴重な経験となる。