相手の立場になって考える

【No.1524】

 

部活動の大会でグラウンドづくりをみんなで行っていた。

 

校長クラスの人もみんなで協力してつくっている。

 

ある教員が「校長にラインを引かせちゃダメだろ!早く変われ!」と、若い教員を叱っていた。

 

でも、よくよく聞いてみると、その校長は長年サッカー界に関わってきて、今年度は現役最後の年だという。

 

準備が始まる前も「俺は今年が最後だからとにかく楽しみたい」と言っていた。

 

準備も率先して笑顔でラインを引いていたところだった。

 

うーん。

 

自分なら代わるべきかそのままグラウンドづくりを手伝ってもらうべきか悩むところである。

 

「相手の立場になって考える」

 

これは、小学校の道徳でも扱う内容である。

 

小学生だろうが大人だろうが悩む。

 

「大人でも悩むんだよ」と、伝えるだけでも学ぶ姿勢は変わる。

 

自分としては、学校で最も必要な教科だと思っているくらいである。

 

将来悩むことを一生懸命に考えられる。

 

道徳は面白い。